サウナが好きでも、メガネユーザーにとっては悩みの種がありますよね。
「サウナに入りたいけど、裸眼だと周りが見えなくて不安…」 「普通のメガネをかけたまま入ったら、レンズがダメになった…」
こんな経験をした方も多いのではないでしょうか。
一般的なメガネのプラスチックレンズは、耐熱温度が60℃程度しかありません。一方でサウナ室内の温度は80〜100℃にもなるため、普通のメガネで入るとフレームの変形やレンズのひび割れ(クラック)といったトラブルが起きてしまいます。
そこで活躍するのが「サウナ用メガネ」です。耐熱素材のフレームや曇り止め加工のレンズなど、高温多湿な環境に特化した設計になっています。
この記事では、サウナ用メガネの選び方と、実際に使ってみて満足度の高いおすすめ3選を紹介します。サウナでの視界のストレスをなくして、快適なサ活を楽しみましょう。
サウナ用メガネの選び方・比較ポイント

サウナ用メガネを選ぶときに、チェックしておきたいポイントは主に5つあります。
耐熱温度
サウナ室内は80〜100℃の高温になるため、最低でも耐熱温度100℃以上の製品を選びたいところです。120℃以上に対応している製品なら、高温のフィンランドサウナやロウリュイベントでも安心して使えます。
曇り止め性能
温度差の激しいサウナでは、レンズの曇りが大きな悩みになります。サウナ用メガネには防曇コーティングが施されているものが多いですが、効果の持続期間は製品によって異なります。メンテナンス用のシートやクロスが付属しているかどうかも確認しておくと良いでしょう。
なお、曇り止め加工は永久的なものではなく、一般的に1〜2年程度で効果が落ちてくる点は覚えておきたいポイントです。
度数対応の幅
サウナ用メガネには、大きく分けて「既製度数タイプ」と「オーダー度数タイプ」の2種類があります。
- 既製度数タイプ:あらかじめ決まった度数(-3.00、-4.00など)から選ぶ方式。手軽に購入できる反面、左右で度数が違う方や乱視のある方には合わないことがあります。
- オーダー度数タイプ:普段のメガネと同じように、自分の度数に合わせて作成できる方式。左右差や乱視にも対応できますが、価格はやや高くなります。
自分の視力に合ったタイプを選ぶことで、サウナでの見え方が大きく変わります。
フィット感・軽さ
サウナでは大量の汗をかくため、ずれにくいフィット感は重要です。金属パーツを使っていないオールプラスチック製なら、熱くなってやけどをする心配もありません。軽量なものほど長時間のサウナでもストレスなく過ごせます。
デザイン・普段使いできるか
サウナ専用と割り切って使うなら、シンプルなデザインで十分です。ただ、最近はサウナ以外の日常シーンでも使えるおしゃれなデザインのものが増えています。普段使いも兼ねたい方は、フレームの形やカラーバリエーションもチェックしてみてください
以下に、主要なサウナ用メガネのスペックを比較表にまとめました。
| 項目 | JINS SAUNA | OWNDAYS SAUNA MEGANE | AIGAN FORゆII |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 9,900円 | 8,800円 | 3,300円〜 |
| 耐熱温度 | 120℃ | 120〜130℃ | 120〜130℃ |
| 曇り止め | レンズにコーティング | 防曇コート | 防曇レンズ+ととのえシート |
| 度数対応 | オーダー(左右差・乱視対応) | オーダー(左右差・乱視対応) | 既製度数6種(-2.00〜-6.00、+2.00) |
| フレーム素材 | スーパーエンプラ | TR90 | オールポリカーボネート |
| フレーム種類 | 6型12種 | ウェリントン4色 | ボストン |
| 金属パーツ | なし | なし | なし |
※価格やラインナップは時期によって変わる場合があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
1位:JINS SAUNA ― デザインと度数対応の充実度で選ぶなら

サウナ用メガネを探しているなら、まず候補に挙がるのがJINS SAUNAです。
JINSが2023年に発売して以降、サウナ好きのメガネユーザーから高い支持を集めており、購入者アンケートでは満足度85%以上という結果も出ています(※アンケートの対象や時期は限定的であり、すべての購入者に当てはまるものではありません)。
特徴
JINS SAUNAの大きな強みは、普段使いのメガネと同じ感覚で度数をオーダーできることです。SPH(球面度数)は+4.00〜-8.00、CYL(乱視度数)は±2.00まで対応しているため、左右で度数が異なる方や乱視がある方でも、自分にぴったりの1本を作れます。
レンズは屈折率1.59のポリカーボネート製で、設計は単焦点の球面タイプです。球面レンズは非球面レンズに比べるとレンズの端でやや歪みが出やすいため、度数が強めの方はレンズの厚みや見え方が普段のメガネと異なる可能性があります。ただし、サウナ内での使用がメインであれば、大きなストレスにはなりにくいでしょう。
JINS SAUNAとOWNDAYSの度数対応を比較
同じ「度数オーダー対応」といっても、JINSとOWNDAYSでは対応範囲に違いがあります。ここで少し詳しく整理しておきます。
| 項目 | JINS SAUNA | OWNDAYS SAUNA MEGANE |
|---|---|---|
| SPH(乱視なしの場合) | +4.00〜-8.00 | +6.00〜-10.00 |
| SPH(乱視ありの場合) | +4.00〜-8.00 | +4.00〜-8.00 |
| CYL(乱視度数) | 0.00〜±2.00 | 0.00〜±2.00 |
| 累進レンズ(遠近両用) | 不可 | 不可 |
| レンズ設計 | 単焦点・球面(屈折率1.59) | 専用くもり止めレンズ(ハードコート) |
| 購入方法 | 店舗・オンライン | 店舗・オンライン(レンズ交換券方式も可) |
| 受け取りまでの日数 | 約7日 | 店舗により異なる |
書士ろぐ注目したいのは、乱視がない場合のOWNDAYSの度数範囲が広いという点です。乱視なしの近視であればSPH-10.00まで対応できるため、度数が-8.00を超える強度近視の方はOWNDAYSのほうが選択肢が広がります。
一方で、乱視がある場合はどちらもSPH-8.00、CYL±2.00までとなり、対応範囲はほぼ同じです。
JINSの場合は遠視側が+4.00まで広くカバーされているので、遠視の方や老眼で遠視矯正が必要な方にはJINSのほうが合いやすいでしょう。
また、どちらも累進レンズ(遠近両用)には非対応です。普段、遠近両用メガネを使っている方は、サウナ用として「遠くを見る用の度数」で単焦点レンズを作るか、割り切って度数を少し弱めに設定するなどの工夫が必要になります。
素材・レンズの特徴
JINS SAUNAのフレームには「スーパーエンプラ」と呼ばれる超軽量の樹脂素材が使われており、レンズとあわせて耐熱温度は120℃です。金属パーツは一切使われていないため、サビや過熱によるやけどの心配がありません。
レンズにはくもり止め加工が施されており、サウナ室内でも比較的クリアな視界を保てます。ただし、撥水コートは施されていないため、水滴がレンズに付くと視界がにじむ点には注意が必要です。
デザインの豊富さ
フレームはボストン、ウェリントン、スリムボストン、スリムラウンド、スクエア、クラウンパントの6タイプが揃っています。カラーも複数用意されており、サウナだけでなく日常でも違和感なくかけられるデザインが魅力です。
テンプル(つる)部分は頭を包み込むような形状にアップデートされており、汗をかいてもずれにくい設計になっています。また、メガネを外したいときに首にかけられるのも便利なポイントです。
- レンズに反射防止コートがないため、光の反射(ギラつき)が気になるという声があります。
- 曇り止め効果は経年で低下するため、1〜2年を目安に効果が薄れてくる可能性があります。
- テンプルの調整ができない素材のため、顔の形によっては耳が痛くなることがあるようです。
こんな方におすすめ
2位:OWNDAYS SAUNA MEGANE ― 度数オーダー対応をお手頃に

2位はOWNDAYS(オンデーズ)のSAUNA MEGANEです。
OWNDAYSは「サウナランド」とのコラボモデルで知名度を上げたブランドで、現在は「SAUNA MEGANE」として度数オーダーに対応したモデルを展開しています。
特徴
OWNDAYS SAUNA MEGANEのフレーム素材には、熱による変形が起きにくいTR90を採用。軽量で締め付けの少ないかけ心地が特徴です。レンズには防曇コートが施されており、サウナ内での視界確保をサポートしてくれます。
度数は左右差や乱視にも対応したオーダータイプ。普段使いのメガネに近い度数で作れるため、見え方の満足度が高くなりやすいのがメリットです。
前述の比較表でも触れましたが、OWNDAYSならではの特徴として、乱視がない場合はSPH-10.00まで作成可能な点が挙げられます。JINS SAUNAの対応上限がSPH-8.00なので、-8.00を超える強度近視の方にはOWNDAYSが有力な選択肢になります。
書士ろぐ購入方法も柔軟で、オンラインストアでフレームと「レンズ交換チケット」をセットで注文し、届いた後にお近くのOWNDAYS店舗で視力測定・レンズ交換をしてもらう方式が選べます。度数がわからない方やプレゼントとして贈りたい方にも使い勝手が良い仕組みです。
デザインはウェリントン型で、カラーバリエーションは4色(ブラック、ブルー、レッド、カーキ)。普段使いにもなじむ自然な見た目で、サウナ専用メガネとは思えないほど落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
- フレームのバリエーションがウェリントン型のみなので、他の形が好みの方には選択肢が少ないです。
- 曇り止め効果の持続期間は使用頻度によって異なります。
こんな方におすすめ
3位:AIGAN FORゆII ― コスパ重視でまず試したい方に

3位は愛眼の「AIGAN FORゆII」です。
「元祖お風呂用メガネ」として長年愛されてきたFORゆシリーズのリニューアル版で、テレビ番組でも取り上げられた実績があります。コストパフォーマンスの高さから、サウナ用メガネの入門モデルとしても人気です。
特徴
フレームとレンズはオールポリカーボネート製で、金属パーツは一切使われていません。耐熱温度は120〜130℃と十分な性能があり、サビの心配もありません。
この製品の大きな魅力は、なんといっても**3,300円(税込)**というお手頃な価格です。既製度数タイプで、近視用5段階(-2.00〜-6.00)と遠視・老眼用(+2.00)の合計6種類から選べます。さらに、オンラインショップ限定で強度近視用(-7.00、-8.00)も4,400円で購入できます。
付属の専用メガネ拭き「ととのえシート」を使えば、レンズの曇り止め効果を繰り返し復活させることができる点もうれしいポイントです。
フレームはボストン型で視界が広く、下を向くことが多い入浴シーンでも足元が見やすい設計になっています。
AIGAN FORゆIIと3.0の違い
なお、2026年2月26日には後継モデル「AIGAN FORゆ3.0」が発売されています。5年ぶりのリニューアルで、FORゆIIからかなり大きな進化を遂げているため、違いを整理しておきます。
| 項目 | FORゆII | FORゆ3.0 |
|---|---|---|
| フレーム素材 | ポリカーボネート | スーパーエンジニアリングプラスチック |
| 耐熱温度 | 120〜130℃ | 150℃以上 |
| デザイン | ボストン(クリアカラー) | ボスリントン+スクエアの2型(グレー・ボルドー) |
| 度数対応 | 既製度数のみ(6種) | 既製度数(8種)+オーダー度数タイプあり |
| オーダー度数範囲 | ― | 近視最大-16.00、乱視最大-5.00 |
| 価格(税込) | 3,300円〜 | 既製:4,400円〜 / オーダー:9,900円 |
最も大きな変化はフレーム素材の刷新です。FORゆIIで使われていたポリカーボネートから、航空宇宙分野や医療分野でも採用される「スーパーエンジニアリングプラスチック」に変更されました。これにより、耐熱温度が150℃以上に向上し、力が加わっても変形しにくい剛性と、経年劣化に強い耐久性を両立しています。
デザイン面では、FORゆIIのクリアフレームから、視認性の高いグレーとボルドーの2色に変更されました。浴場内でメガネを外したときに「どこに置いたかわからなくなる」という声に応えた改良です。また、従来のボスリントン型に加えてスクエア型が追加され、選択肢が広がりました(スクエアはオーダータイプのみ)。
書士ろぐそして見逃せないのが、3.0でオーダー度数タイプが登場したことです。FORゆIIでは既製度数しか選べませんでしたが、3.0のオーダータイプなら近視-16.00、乱視-5.00まで対応可能。これはJINSやOWNDAYSの対応範囲を大きく超えるスペックで、強度近視や強い乱視の方にとっては注目の選択肢になります。ただし、度数の組み合わせによっては作成できない場合もあるため、事前に愛眼店舗や公式サイトで確認しておくことをおすすめします。
価格は既製度数タイプが4,400円(-7.00、-8.00は5,500円)、オーダー度数タイプが9,900円です。既製度数なら引き続きお手頃ですし、オーダータイプはJINS SAUNAやOWNDAYSと同価格帯ながら度数対応範囲が広いのが強みといえます。
- FORゆIIは既製度数タイプのみのため、左右で度数が異なる方や乱視のある方には合わない場合があります(3.0のオーダータイプなら対応可能)。
- フレームのデザインやカラーの選択肢はJINSやOWNDAYSに比べると少なめです。
- FORゆIIは普段使いには向かないデザインのため、サウナ・お風呂専用と割り切る必要があります。3.0ではカラーが改良されていますが、日常使いを想定したデザインかどうかは好みが分かれるところです。
こんな方におすすめ
よくある質問
- サウナに普通のメガネをかけたまま入っても大丈夫ですか?
-
おすすめできません。一般的なメガネのプラスチックレンズは耐熱温度が60℃程度のため、80〜100℃のサウナ室内ではフレームの変形やレンズのコーティング剥がれ(クラック)が起きる可能性があります。金属フレームの場合は、過熱によるやけどのリスクもあります。
- サウナ用メガネは完全に曇らないのですか?
-
防曇加工が施されているため一般的なメガネよりは曇りにくいですが、完全に曇らないわけではありません。特にスチームサウナ(ミストサウナ)のような湿度がきわめて高い環境では曇りやすくなります。また、防曇効果は1〜2年程度で低下するため、定期的なメンテナンスや買い替えが必要です。
- コンタクトレンズではダメですか?
-
サウナでのコンタクトレンズの使用にもリスクがあります。高温で乾燥しやすくなるほか、浴場内の雑菌がレンズに付着する可能性も指摘されています。サウナ用メガネのほうが安心して使える選択肢といえます。
- 度数がわからない場合はどうすればいいですか?
-
JINS SAUNAやOWNDAYS SAUNA MEGANEは店舗で視力測定をしてから度数を決められます。OWNDAYSの場合は「レンズ交換チケット」方式で、フレームだけ先に購入して後から店舗で度数を合わせることも可能です。AIGAN FORゆIIの既製度数タイプは、普段のメガネの度数を参考にしつつ、少し弱めの度数を選ぶのがおすすめです。
- サウナ用メガネは普段使いもできますか?
-
JINS SAUNAとOWNDAYS SAUNA MEGANEは、普段使いも想定したデザインになっており、日常的にかけても違和感は少ないです。ただし、反射防止コートがないため光のギラつきが気になる場合があります。AIGAN FORゆIIはサウナ・お風呂専用と割り切ったほうが良いデザインです。
まとめ・どれを選ぶべきか
サウナ用メガネは、サウナ好きのメガネユーザーにとって快適なサ活を実現してくれるアイテムです。3製品の選び方を整理すると、次のようになります。
JINS SAUNA(9,900円) がおすすめなのは、度数のカスタマイズ性とデザインの豊富さを重視する方です。左右差や乱視への対応力が高く、6タイプのフレームから好みのものを選べるので、普段使いも兼ねたい方に向いています。
OWNDAYS SAUNA MEGANE(8,800円) は、度数オーダー対応でありながら価格を少し抑えたい方にぴったりです。TR90素材の軽い掛け心地と自然なデザインが魅力で、JINS SAUNAに匹敵するスペックをよりお手頃に手に入れられます。
AIGAN FORゆII(3,300円〜) は、まず気軽にサウナ用メガネを試してみたい方におすすめです。既製度数タイプなので、左右の視力差が少なく乱視がない方であれば、この価格帯で十分満足できるでしょう。また、後継のFORゆ3.0ではオーダー度数タイプ(9,900円)も選べるようになり、強度近視(-16.00まで)や乱視(-5.00まで)にも対応できるようになりました。度数対応の幅広さで選ぶなら、3.0のオーダータイプも有力な候補です。
いずれの製品も耐熱温度120℃以上、金属パーツ不使用、曇り止め加工という基本性能はしっかり押さえています。
書士ろぐ普段のメガネをサウナに持ち込んでフレームやレンズを傷めてしまうくらいなら、専用のサウナ用メガネを1本持っておくほうが経済的です。自分の度数や予算に合ったモデルを選んで、ストレスのないサウナタイムを楽しんでください。

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